第26回オリンピック競技大会(1996/アトランタ) / 日本バスケットボール協会 公式サイト
第26回オリンピック競技大会(1996/アトランタ) / 日本バスケットボール協会 公式サイト
1996年
アトランタ
1996年トップ
出場チーム
男子
試合結果
予選リーグ
星取表
決勝トーナメント
勝上り表
過去の記録
女子
日本代表メンバー表
試合結果
日本戦結果
予選リーグ
星取表
決勝トーナメント
勝上り表
過去の記録
日別試合結果
7月20日(土)
7月21日(日)
7月22日(月)
7月23日(火)
7月24日(水)
7月25日(木)
7月26日(金)
7月27日(土)
7月28日(日)
7月29日(月)
7月30日(火)
7月31日(水)
8月1日(木)
8月2日(金)
8月3日(土)
8月4日(日)
関連リンク
2004年
アテネ
1976年
モントリオール

日本、大健闘の7位!
独特のバスケットボールスタイルを世界に轟かす

 日本バスケットボール、その姿を世界に轟かせたアトランタ・オリンピック。クレバーな萩原、天性のセンスを持つ加藤の両エースの働きに、効果的に決まる3Pシュート、早いファーストブレイク、そして、全員が小さな体をめいっぱい動かすアグレッシブなディフェンス。これらを武器にして、日本はアジア勢最高の7位という成績を収めた。それは、90年よりヘッドコーチを務める中川文一(当時シャンソン化粧品)と原田、一乗、村上、加藤、濱口、大山らが、数々の国際大会の経験を積んで築いたスタイルだった。

 目標は「予選リーグを突破して6位入賞」。そのためには予選リーグで最低2勝することが条件だった。そのターゲットとなったのが、中国、イタリア、カナダ。緒戦のロシア戦で浮き足だったことを反省した日本は、2戦目の中国戦ではこれ以上ないという会心のゲームを展開する。当時、世界に君臨していた204cmのセンター、ジュン・ハイシャを濱口が体を張って守り、相手のエース抑えのためにスタメンに抜擢された大山が期待に応える。そして、加藤がリバウンドに奮闘し、村上、萩原の3Pシュートなどでうれしい初勝利を上げた。

 しかし、次に勝負をかけたイタリア戦では痛恨の逆転負け。自力で決勝トーナメントに進出するには、最終・カナダ戦で勝たなければならなかった。カナダも条件は同じで、互いに粘り合いのゲームとなった。一時はカナダに11点のビハインドを負うが、一乗、萩原、大山らの起死回生の3Pシュートで延長戦を制した。

 そのミラクル3Pシュートと、小さな選手が身体を張って戦う姿に、バスケットの本場・アメリカ国民から賛辞の言葉が贈られた。準々決勝のアメリカ戦では93-108と敗れはしたが、大会中、対アメリカ戦で最少点差と健闘を見せたのだ。男子ではNBA選手によるドリームチームが脚光を浴びた大会だったが、内容の振るわなかった本家に変わって「本物のドリームチーム・アメリカ女子に健闘した日本」と、現地の雑誌にも紹介されたほど。それほど、日本が生み出した独特のチームカラーは、大型化が進む世界の中で魅力的だったのだ。

 7位決定戦のイタリア戦では予選リーグの借りをきっちりと返し、7位で大会を終了。エース格の活躍に、若手の成長もあり、日本のバスケットボール・スタイルが次代に継承された大会だった。


最終結果
男子 女子
1 USA アメリカ  USA アメリカ
2 YUG ユーゴスラビア  BRA ブラジル
3 LUT リトアニア  AUS オーストラリア
4 AUS オーストラリア  UKR ウクライナ
5 GRE ギリシャ  RUS ロシア
6 BRA ブラジル  CUB キューバ
7 CRO クロアチア  JPN 日本
8 CHN 中国  ITA イタリア
9 ARG アルゼンチン  CHN 中国
10 PUR プエルトリコ  KOR 韓国
11 ANG アンゴラ  CAN カナダ
12 KOR 韓国  ZAI ザイール

  Copyright(c) 2002 Japan Basketball Association. All Rights Reserved.